12月1日(日)は鉄の記念日でした。この日に合わせて市内鈴子町にある釜石駅前広場の一角には、釜石ととてもゆかりの深い「わが国の近代製鉄の父」大島高任のブロンズ像が設置され、その除幕式が執り行われました。高任が設計した高炉を模したという高さ180cmの台座の上に、ヨーロッパで活躍していた血気盛んな40歳代をモデルにした、高さ190cm/重さ150kgの全身のブロンズ像が建てられています。この高任像は東方の太平洋に顔を向けながらも自らが立地を主張した大只越方面に目をそばだてているとのことです。
大島高任は盛岡藩大橋(釜石市)に洋式高炉を建設し、安政4年12月1日(1858年1月15日)、わが国で初めてこの鉄鋼精錬による連続出銑総合に成功を収めました。この他、佐比内、栗林、砂子渡にも高任の指導のもと合計10座の高炉が築かれました。釜石での近代製鉄法の確立を生み出した技術と知恵は、欧州からの半世紀に及ぶ遅れを取り戻し、その後、釜石製鉄所、八幡製鉄所の操業に受け継がれ、今日の新日鉄の礎となったとのことです。