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"語り続けるもの"

若草が萌えいずる季節となりました。ここ釜石市も心地よい新緑の香りといきいきとした土の匂いに包まれています。

50回目を迎えた今回は、新日鉄釜石様の御協力を得て松原町からお届けします。国道283号線沿いにある新日鉄釜石の東門脇に置かれている「風焔」と題されたオブジェ。釜石市出身の彫刻家 田丸尚男さんの作品です。田丸氏はこれまでに、木彫や彫刻など数々の作品を制作されており、全国に多くのファンがおります。また、定期的に三越画廊などにおいて個展を開催されるなど、意欲的に創作活動を続けられております。以前こちらのコーナーでもお届けした鈴子町にある鮭のオブジェ。こちらも田丸氏の作品です。

このオブジェにはこのような言葉が添えられておりました。
「明治19年10月16日の操業開始以来、百有余年の永きにわたって銑鉄を作り続けてきた釜石製鉄所の高炉は、平成元年3月25日をもって、その輝かしい歴史の幕を閉じた。「釜石銑」の名で高い評価を受けた鋳物銑を生産してきた高炉の多大なる功績を讃え、当会より鉄づくりの炎をイメージした本記念碑を寄贈するものである。 平成元年6月22日 弥生会」

大きな煙突と高炉が立ち並んでいたこの土地の記憶を、「風焔」は静かにそして語り続けているのです。オブジェは国道からも見ることができますが、間近で御覧になりたい場合は、新日鉄の敷地内になりますので門にいる係員に声をかけて欲しいとのことです。

投稿者 Saijo / 投稿日 2003年 05月13日 00:00 / パーマリンク / コメント / トラックバック /
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